HOME > 性能検査事前整備・検査補助サービス
専門知識と技術を持ったカストマーエンジニアが機器を最良な状態に保ちます。
高圧蒸気滅菌装置は薬事法で「設置管理医療機器・特定保守管理医療機器」として治療用機器・医療用設備機器関連に区分される医療機器です。また、その大きさによっては、医療機器である以前にボイラーと同様、第一種圧力容器としての一面を持ちます。第一種圧力容器は、内部に膨大なエネルギー(高温、高圧の水蒸気)を保有する事から災害防止、安全確保のため、日常の自主検査から定期的に受検する法定検査など、労働安全衛生法及び、関係する施行令、規則等に準拠した管理が必要です。
第一種圧力容器は、高温、高圧という過酷な使用条件から経年変化により、腐食、割れなどの損傷を生じる恐れがあります。このため、定期的にその状況を調査して、使用できるかどうか決めていかなければなりません。労働安全衛生法では、このために行う検査を「性能検査」といい、検査の結果により検査証の有効期間を更新する事になっています。
性能検査を受けようとする者は、第一種圧力容器を冷却し、掃除し、その他性能検査に必要な準備をしなければなりません。例えば、移動可能な照明器具の準備や内部の付属品及び、検査ヵ所の外装(扉などのカバー)取外し、また主要な安全装置(安全弁など)を分解するなどして、検査容易な状態とする事が該当します。(第2項)また、性能検査を受ける者は、当該検査に立ち合うこととなっています。
弊社は、医療機器修理業の許可に加えて、全てのサービスセンターにボイラー整備士を配属しています。性能検査では事前整備に加えて、劣化部品の交換など、修理を一括して行う事が出来ます。ボーラー整備士と医療機器修理責任技術者が、安心と確実な整備をお届けします。
蓋板の整備
※2日とも半日分の通常業務を行う事が出来ます。
※午前中は検査準備を行い、検査後(午後)は整備を中心とした作業を行います。
滅菌装置は設置状況や使用頻度、供給される蒸気などサプライの状態によって、同じ型式の装置といえども施設ごとに安定稼動の条件が異なります。また、圧力容器としての検査基準を満たす事に加え、滅菌性能を満たす事が求められます。弊社では、医療機器修理業責任技術者とボイラー整備士が知識と経験、豊富なメンテナンス情報を活用して計画的かつ継続した保守管理を提供する事が出来ます。
定期的な点検・修理による予防保守でトラブルを未然に防ぎ、急な出費が無くなり結果的にトータルコストで保守管理費用を節約する事ができます。また、定期保守契約をご採用頂く事で、計画的な経費の予算化が可能となり財務効率が上がります。さらに、継続的にお任せ頂く事で、1年から数年の点検・修理の履歴と保守管理費用を分析して契約内容の最適化、管理費用の最適化をご提案する事が出来ます。
本年4月に医療法の一部が改正されました。その中に、医療機関に対する医療安全の確保のための措置の義務付けがあります。(1)院内感染対策のための体制確保(2)医薬品に係る安全確保のための体制の確保(3)医療機器に係る安全確保のための体制の確保が含まれ、それぞれに講じる措置が謳われています。弊社では、滅菌装置の保守点検に関する計画の策定や適切な実施、安全使用に必要な情報の収集と提供、安全使用のための改善提案などについて、総合的にお手伝いすることが出来ます。
通常は機器購入時に受ける取扱説明ですが、点検・修理の訪問時や人事異動による担当者の交代タイミングで取扱説明を行えますので、遠慮無くご相談下さい。
労働安全衛生法では、事業者に毎月1回の定期自主検査を義務づけています。弊社では、検査のポイントや方法、点検記録の作成などを分りやすく説明することが出来ます。また、日々の業務で忘れがちな自主検査を代行する事も出来ます。